子どもの将来資金で悩んでいるFP資格勉強中のkozaruです、こんにちは。
子どもが成長するにつれ、教育費や進学費用など家計にかかる負担は大きくなりますよね。子どもの将来に備えた資産形成は早めに始めておくにこしたことはありません。
私自身、色々と悩み、ファイナンシャルプランニング技能士の資格の勉強まで始めてしまいました。
いろいろと悩んでいた話は、こちらにも。
投資信託をはじめて7年以上になりますが、調べてみてあらためて投資信託の魅力を再確認しました。「ドルコスト平均法」を使った積立投資の有効性と「複利効果」について、具体例を交えて、勉強したことを皆さんにお裾分けします。
投資信託の基本
まずは、投資信託って何?というところから。
投資信託とは?
投資信託は、複数の投資家から集めた資金をプロが運用し、分散投資を行う金融商品です。プロに任せる分、基本はほったらかし。「いくら任せるのか」だけ決めれば、あとは勝手に運用してくれます。ただし、その分以下のような費用が掛かります。
- 販売手数料:購入時に金融機関に支払う手数料。かからない商品もあります。
- 信託報酬:運用管理してもらう間の手数料。年額で計算され差し引かれます。運用してくれる人の取り分ですね。
- 信託財産留保額:解約時の手数料と思ってもらえればいいです。
株取引と何が違うの?
個別の企業の株を買ったり売ったりするのが個別株投資。それと違って、投資信託ではさまざまな銘柄に分散投資され運用されます。そのため、1つの企業のリスクに依存しないのが特徴です。また、管理はプロの運用会社が行うので、自分での取引タイミングの判断は不要です。
投資信託のメリット
- 個別株投資と比較すると少額から始められる。
- 分散投資になるため、リスクが軽減される。
- 投資のプロに運用を任せられる。
投資信託のデメリット
- 運用を任せるため、運用手数料がかかる。
- 定期預金などの預金と違い、元本保証がない。
ドルコスト平均法による積立投資で安定した資産形成を実現
ドルコスト平均法の仕組みとは?
ドルコスト平均法(DCA)ということば、聞いたことがありますか?一定額を定期的に投資することで、価格変動リスクを抑える方法です。たとえば、毎月1万円を投資信託で積み立てると、価格が高いときは少なく、安いときは多く買うため、長期的には平均取得単価を抑えることができます。
金額を一定にする場合と口数を一定にする場合の比較
金額を一定にする場合(1万円を毎月投資)
1ヶ月目:価格が1,000円 → 10口買付
2ヶ月目:価格が800円 → 12.5口買付
3ヶ月目:価格が1,200円 → 8.33口買付
資金合計3万円、購入口数30.83口
価格の変動により購入口数が調整されるため、高値では少ない口数、安値では多くの口数を購入できる。
口数を一定にする場合(毎月10口を購入)
1ヶ月目:価格が1,000円 → 10,000円
2ヶ月目:価格が800円 → 8,000円
3ヶ月目:価格が1,200円 → 12,000円
資金合計3万円、購入口数30口
毎月の購入額が変動し、安値のときは少ない資金ですむが高値のときに多くの資金が必要となる。
結論:
金額を一定にして積み立てたほうが、価格変動に対応しやすく、平均取得単価を低く抑えられるため、リスクが分散されて資産が安定して成長しやすくなり、結果多くの口数を保有することができます。
複利の効果で長期的に資産を増やす力
複利とは?時間が味方する資産形成のカギ
続いては複利効果。複利効果とは、元本だけでなく、リターンにもリターンがつくため、資産が加速度的に増える力のこと。子どもの将来に向けて早くから積立投資を始めると、時間の経過とともに複利効果が大きく働きます。
私自身もインデックス型の投資信託をはじめて7年間以上ほったらかしで運用を続けています。結果として資産が2倍に増え、複利効果の力を実感しました。少額でもコツコツと積み立てていれば、いつの間にか驚くほど大きく資産が育っています。
リスクと注意点:長期運用と家計管理の重要性
元本割れリスクと長期投資のすすめ
おすすめなのは間違いないですが、リスクについても触れておきます。
投資信託には、市場の変動などによる元本割れのリスクが存在します。7年で2倍以上になりましたが、これは結果のお話し。2倍を約束してもらっていたわけではありません。しかし、長期的な運用でリスクが軽減され、着実に資産が成長することの期待は持てます。
家計管理と積立のバランス
どんな方でもそうですが、特に子育て世帯にとって、家計管理は欠かせません。投資をして普段の生活が回らなくなったら大変。家計簿アプリを使うなど日々の出費を把握し、無理なく積立ができるようにしましょう。積立は停止することもできますので、時期によって苦しいときは解約でなく停止を選ぶのもいいと思います。
まとめ
子どもの成長に備えた資産形成は、早ければ早いほどいいです。早くから始めることでリスクが分散され、さらに時間が長いほど複利効果が大きく働きます。少額からでも始められる投資信託を活用して、子どもの未来を支える資産をしっかりと積み上げていきましょう。
では、また。